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守備の仕方
1対1でのディフェンスのコツとポジショニング

1対1でのディフェンスのコツとポジショニング

守備の仕方

フットサルでは、試合中に11で闘う場面が必ずやってきます。

そして、その11でのディフェンス時に抜かれてしまった経験が誰しもあると思います。

1対1で負けて抜かれてしまうと、大きなピンチになるので出来ることなら止めたいですよね。

実は1対1のディフェンス時はポジショニングを考えるだけで、かなり有利に運ぶことが可能になります。

ということで今回は、フットサルでの1対1のディフェンス時におけるコツとポジショニングについて解説していきます。

1対1でのディフェンスのコツ

1対1でのディフェンスのコツ

さて、1対1の場面が訪れたとき、ボールを持った相手に対して、あなたはどんな寄せ方をしますか?

これを何も考えずにやっている選手と、しっかり考えてやっている選手とでは相手に与えるプレッシャーが大きく変わってきますし、もちろんボールを奪取する確率も変わってきます。

例えば、1対1の相手選手の利き足が右利きだったとします。(右利きの方が圧倒的に多いので)

その選手に対してあなたが相手の左足側から寄せても、相手にとっては右足で自由にボールを扱えるわけですから、あなたのディフェンスがそれほど脅威にはなりません。

そのため1対1のディフェンスのコツは、手の意なプレーを消して対応する”というのがセオリーになります。

だからある程度、事前に相手のプレーを観察して利き足くらいは確認しておくことが必要ですね。

なので、右利きの選手に対しては相手の右足側から寄せて、苦手な左足に持ち替えてプレーをさせるように。
逆に、左利きの選手に対しては左足側から寄せて、右足に持ち替えてのプレーをさせるように仕向ける。

まずはこの基本を押さえておくだけで、1対1のディフェンスで勝てる確率がグッと上がります

基本的にどんな人でも利き足ではない足の技術は大きく落ちるものです。

余談ですが、フットサル大国のスペインでは「左利きの選手の右足は、階段の上り下りをするためだけのもの」とも言われているようですよ。

1対1でのディフェンスのポジショニング

1対1のディフェンスの基本である利き足の確認と対応が出来るようになったら、さらに勝つ確率を上げるためにその状況におけるポジショニングも考えましょう。

例えば、“相手はどちらのサイドにいるのか”や、“相手はどんなプレーを得意としているのか”というのもディフェンス時における重要な判断材料となります。

こういった状況においてあなたがどのようなポジショニングをとるのかが重要です。

例えば、右利きの相手選手が左サイドでボールを持っている状況を例にしてみます。

このときは、中にドリブルで入ってこられてからのシュートを第一に警戒するべきなので、中のコースを消すようにします。

ただ、縦のコースがガラ空きだとそれはそれで突破されるので、縦のコースを空けすぎないようにしながら、中にドリブルで入ってからのシュートを警戒するようにしましょう。

そこで、以下のようなポジショニングを取ります。

右利きが左サイドにいる場合のポジショニング

この時のディフェンスの大事なポイントとして、ボールに寄せる際には、両足を同じ高さにそろえないようにしてください。

両足の高さを揃えてどっしり構えてしまうと、相手のドリブルに遅れをとってしまいます。

ディフェンス時はボールを持っている相手の足に近いほうの足を前にすれば、足が出しやすくなるということを覚えておきましょう。

上の図のように相手が右足でボールを持っているときは、守備側は左足を前に出して対応するということですね。

プロの選手の動画などを見るとよくわかると思いますが、プロの選手もディフェンスをする際は必ず斜めに構えて対応しています。

次に、右利きの選手が右サイドでボールを持っている場合

このときは、縦のコースを突破されてスピードに乗られてしまうのが一番怖いことなので、縦のコースを消して縦突破からのパスやシュートをさせないようにしましょう。

そのため以下のようなポジショニングをとります。

右利きが右サイドにいる場合のポジショニング

基本は縦の突破を第一優先でケアすべきですが、相手が高い位置でボールを持っているときは、逆足でも即シュートが打てるので中に入れさせないようにするのがセオリーとなります。

ちなみに今回は右利きで説明しましたが、相手が左利きの場合は全てが逆ですね。

左利きが右サイドの場合は縦のコースを消して、左サイドの場合は中のコースを切っていきましょう。

まとめ

それでは最後に1対1でのディフェンスのコツとポジショニングのまとめです。

  • 1対1のディフェンスのコツ
    →相手の利き足側から寄せていく
  • 1対1のディフェンスのポジショニング
    →相手がどちらのサイドか確認し、相手がボールを持っている足に近いほうの足を前にして構える

初心者の方でも必ず効果を実感出来ると思いますので、是非実戦で意識してプレーしてみてください。